
「五体投地」
チベット仏教では、
巡礼者はこのスタイルで聖地へと向かう。
ゆっくり、ゆっくりと。
仏への愛と、この世の平安を祈りながら。
そんなチベットの人たちが、「暴動」を起こしました。
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ご存知の通り、
中国はいま、怒涛の躍進を遂げています。
北京オリンピックを控え、経済成長の勢いは未だ衰えていません。
オリンピックは単なる祭典ではありません。
中国にとっては、国家の将来を賭けた大勝負なのです。
中国は他民族国家です。
もう、50年以上も前から、
中国は少数民族を迫害し続けてきました。
経済的、精神的、宗教的弾圧。
2006年にチベット自治区で、
ダライ・ラマ巡礼に向かうチベット仏教徒に対し、
中国政府軍が、まるで狩りをするかのように
殺害を行った一部始終が報道され、大きな問題になりました。
でも、50年以上前から、ずっと、起こっていたことなんです。
数年前に、チベット・ラサまでを結ぶ
「青蔵鉄道」という路線が開通しました。
世界最高標高を走るこの列車は、
多くの外国人観光客と、多くの漢民族を招くこととなりました。
同化政策
55の民族を抱える中国政府は、
民族をひとつにしようと、ラサの地に漢民族を送り込みました。
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度重なる中国政府の非人道的行為に、
ラサの人々は、ついに爆発したのです。
いま、チベットへは外国人は一切入れません。
中国政府が強制退去させているからです。
日本に流れる報道では
「ラサで僧侶たちが暴動 数人が死亡」
日本のメディアが立ち入れないのに、
この情報は、誰が提供しているのか。
もちろん、中国政府です。
いま中国では、YouTubeが見れないらしいです。
強制退去させられた外国人などがアップした、
「チベット騒乱」の映像を見せないために、らしいです。
たぶん、いや間違いなく、
いま、チベットでは虐殺が起こっています。
民族粛清という名の非人道的行為が、
中国政府の手によって、いまこの瞬間にも。
それは、ナチスやルワンダでかつてあったような。
パレスチナで、世界各地で、いまも起こっているような。
チベット仏教の指導者、ダライ・ラマ14世はこう言います。
「我々は、平和な解決を望んでいる」 と。
中国の首相はこう言います。
「ダライ・ラマは暴動を扇動している」
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知るということは大切なことです。
報道を鵜呑みにしないということは大切なことです。
そして、忘れてはならないのは、
僕らが糾弾しなければならないのは中国の国家であって、
中国に住む人々に対してであってはならないということ。
さて、チベットの為に、自分は何ができるだろうか。
ほっぺたと袈裟を真っ赤に染めたチベットの優しい人々を、
いつか撮りたいと思っていた。