教育と、旅と、地域活性と、日々のあれこれについて。
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[20101114]
今年は海士町の人に会う機会がめっきり多い。

海士町と聞いて、「ああ、あそこね」となる人はおそらく、
地域活性、もしくは教育に関心のある方だと思う。

島根県隠岐郡海士町。

隠岐は、かつて後鳥羽上皇が島流しされた場所として有名。
今は、地域活性と教育のモデルケースとして大きな注目を集めている。


参加した「わっしょい」という勉強会は、
東京都の職員や文科省の方、ベネッセの社員などが中心となって
月に1回開かれている。完全に有志で企画・運営している。


今回お話してくれたのは藤岡慎二さん。
小学生~社会人に対しての10年以上の指導経験を持ち、
ベネッセとAO入試コンテンツを開発したり、予備校や学校での
講師・講演など本当に様々な分野で活躍している方だ。

自己分析からのAO入試対策塾
Global Gain Communications
http://ggcs.co.jp/

この人が、この春から海士町に住居を構え、二地域居住をしている。


さて、まずは海士町の紹介を。。

人口2500名、島には信号が1つ。
典型的な過疎化の道をたどっていたこの町が、数年前から動きが活発になり
なんと現在は200名の移住者が住んでいるとのこと。
それも、定着度がハンパないらしい。

なぜか。


それは、数年前のこと。
夕張のように、財政再建の対象となる寸前だった町が
国や県に頼るのではなく、自身の力で再建しようと、
徹底的に対策したところから、始まる。

まず、コストカットを徹底的にやった。
町長の給料50%カット、他の職員も30~40%カット。
浮いたお金を、地域資源やブランドをつくるために徹底的に投資した。

その結果、現在は岩がき「春香」、隠岐牛、海士乃塩などが
最高級のブランドとして都市圏でも売れに売れている。
また、ワゴンで海士町から東京までやって来て、「離島キッチン」として
サザエカレーなどを販売している。こちらも大人気。

dsc01639.jpg


海産物はCASシステムという、組織を壊さない特殊な冷凍の技術を
取り入れたことが成功の大きな一因。アビーという会社が、海士の人々の
熱意に押され、技術とシステムを提供した。

また、隠岐牛は、地元の建設会社がブランド化に協力した。
町が、自立化するために「公共事業をやめよう!」と決断したことで
この建設会社は大激怒。しかし最終的には町の熱意に賛同する形で力を貸したのだ。

124_4_21.jpg



さて、ここからは教育の話。

藤岡さんをはじめとした、数人の移住者が中心となって、
高校生に対して教育プロジェクトを実施している。

海士町にある高校に通う生徒は現在90名。
この高校が目指すのは「一人ひとりが主役になれる学校」。
「地域創造コース」と「特別進学コース」がある。

地域創造コースでは、「地域学」を学ぶ。
地元で就職するのではなく、地元で仕事を創るという考え方。
総合学習が週に10時間(!)あり、地元の事業者のところで職業体験したり
様々な考え方や事例を学ぶ。いろどりの横石さんも島に呼んで講演してもらったとか。

目指すのは、「地域起業家」。

その成果は例えば、「観光甲子園優勝」、という実績などからも伺える。


また、特別進学コースでは徹底的に勉強をする。
慶応などに進学する生徒も出てきている。

島にはこれまで塾がなく、学習意欲がある生徒が学ぶ機会がない、
落ちこぼれならぬ「吹きこぼれ」が起こっていた。

そこで、この町では民間でなく自治体による
公営塾「隠岐國学習センター」がつくられた。



他にも、町一体となって子どもダッシュ村や子ども議会、サマースクール、
島まるごと図書館、島まるごと大学事業、ママの学校など面白い取り組みが目白押しだ。

子ども議会は特にすごい。
中高生が話し合って結論に達した内容に対して、町が予算をつけて実施する。
何でも、ここから出た提案の6割が実施されているのだとか。



何故ここまでできるのだろうか。

その問いに対し、藤岡さんは言った。

「それは、町が一体となって取り組んでいるからですよ」

みんなで町をどうするかを話し合う。
*「海士町の未来をつくる24の提案」はグッドプラクティス賞にもなった
また、町内の人々が集まって、県の教育委員会に直談判にだって行く。

覚悟を決めて、みんなでやる。

少し難しい言葉で言うと、
海士町にはソーシャルキャピタルがしっかりと形成されていて、
それで地域おこしも、教育もうまくいくようになってきた。

これは、全国の離島、いや過疎が進む地域にとっての
素晴らしいモデルなのだと思う。



・・・とりあえず、カキと隠岐牛を食べに現地に行こう。
何でも、東京の半額以下で食べられるらしいので。
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□  by hime *

私は全く詳しくないんだけど、
友達が、仕事で海士町に行く機会があったって。それで、環境につながることが、沖縄でしたいという、その子の友達の背中を押すべくして仲間数人で再度海士町に行ったっていってた。そこで、友人が、色んな人に会わせたげたみたいで、やりたいことを形にしてる若者や町をみた、その方は沖縄にいって、自分のしたいことを形にしはじめたって。
エネルギーの集まる町。
そして、やっぱりみんな、繋がってるのね


2010-11-25(Thu) 07:44 | URL | #- [ 編集 ] | TopPage
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Author:don
関西出身、東京に来て6年。
ステムエンジニアを経て2010年夏、ソーシャルビジネスの広がりのお手伝い・企画提案と、キャリア教育のサポートを実施するコンサル会社に転職。追いかけているテーマは地域活性×教育のモデル。活動はNPOアフタースクール、教育カフェ、savongschool(in Cambodia)など。シュミは世界の旧市街歩きと写真を撮ること。

このブログでは、教育・地域活性についてと、夢である世界一周について色々書いていきます。

http://donpj.com

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