
1992-1995年 ボスニア紛争。
旧ユーゴ解体の中、ボスニア・ヘルツェゴビナが独立を果たす。
しかし、国内でのセルビア人とクロアチア人・ボシュニャク人の争いが勃発。
国内全土で激しい戦闘が続き、20万人の死者、500万人の負傷者を
出すことになる。
この映画はそんな背景を描いている。
ユーモラスな展開だが、結末は決して甘くない。
ボスニア出身の監督は戦争の無意味さと暴力性を皮肉たっぷりに表現する。
その矛先は「人道支援」を謳った国連の無力さにも向けられている。
戦後15年経ったいまもまだ紛争の後遺症は残ると聞く。
オシム監督の出身としてもちょっとスポットが当たったボスニア。
紛争・民族同士の争いは尽きないのか。
目に見えない線(=国境)がある限りは。