教育と、旅と、地域活性と、日々のあれこれについて。
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[20100825]
先週末の土日は、和光市で合宿してきました。

「教育の未来を創るワークショップ」
http://www.kyoikunomirai.org/

50人の、教育に関わる仕事をしている人や興味のある人とともに過ごす2日間。

学校教員、企業研修、塾講師、保育士、キャリア教育コーディネーター、
教育に関わるNPOなどなど、多様な人材が集いました。岩手や九州からも!

ワールドカフェあり、OSTあり、AIありと、様々な形のワークショップが行われ、
それぞれの取り組みの共有や、これからの教育についてアツく議論してきました。

数人とはいえ、学校関係の教員が参加しており、現場の実情を聞けて
様々な気づきがありました。

教育について語るときに、現場の人がいないと議論が空虚なものになってしまう。
次の機会には、ぜひ今の中学生や高校生にも参加してもらえたらと思います。
主役は彼らなのだから。

また、教育の対象はこどもだけではもちろんない。
「どうしたらオトナがもっとカッコ良くなれるか?」
というテーマで話ができたのがよかったです。
こどもは、オトナの背中を見て育つ。


印象的だったのは、隠岐の海士町の参加者たち。
片道9時間かけて、和光市までやってきました。

海士町は、今Iターン(都会に住む人が移住すること)が盛んです。
移住者の目線で、どうやって島を活性化させるか。
みなさんとても心がアツく、また発言力がある方ばかりでした。

海士町へ行きたい!
http://www.town.ama.shimane.jp/index.html


今回思ったのは、そろそろ絞り込みをかけていかなあかんのかなぁ、ということ。

・ 小学校の放課後を豊かにするNPO
・ 高校生と社会人が混ざって創発するイベント
・ カンボジアのフリースクール
・ 持続可能な社会づくりを担う若者を育てる塾
・ キャリア教育コーディネーターの養成

どれも魅力的で、関わるのが楽しくて顔を出してはいるけれど
なかなかひとつに絞り込めない。

参加者の皆さんは自分のテーマが決まっている人が多く、
このワークショップでそのテーマをさらに深めよう、課題を解決しようとしていた。
自分ごとにダイレクトに落とし込めるので、気づきも多かったと思います。

さて、どうしようか。。

こんなときに決まって頭に浮かぶのは、武者小路実篤の「進め、進め」という詩。

「しなければならないことを片っ端からしろ、忠実に」


一歩づつ歩んで行くしかないですね!
[20100817]
夏ですねー!

本当に暑い。汗が止まらない。


8月も早くも半ば。甲子園はそろそろ3回戦。
こどもにとっては夏休み終盤戦。

と、いうわけでお手伝いしてきたのはミッドタウンでの体験イベント。
廃材を使ってなんでも作ろう!というもの。

まず、かまぼこ板のようなものが1人1枚プレゼントされ、
山のように大量の廃材から、好きなパーツを選んで、板の上にボンドで貼り付けしていきます。

こどもの自由な発想を見ているのは面白い。
童心に帰って、こどもと一緒になって作っているお母さんお父さんもほほえましい。

DSCN2299.jpg

素晴らしいのはこどもの集中力。一番長い子でなんと3時間!
あーだこーだ、こどもの頭の中では色んな自問自答が起こっていることでしょう。


こんなのができました。

DSCN2323.jpg

DSCN2344.jpg


自分の作品ができたら、それを「村」に並べていきます。
村もこどもたちの手作り。

こんな魅力的な村ができました。

DSCN2312.jpg

作った作品は持ち帰ることができます。

プラモデルやミニ四駆でなく(古いかな)、こういった「型」のない遊びは
こどもの創作意欲をかきたて、想像力・創造力を養うことになると思います。

何よりも、こどもたちの笑顔と集中した表情が素晴らしかった!



いい夏の1日でした。
[20100801]
2010年7月30日、5年4ヶ月勤務した会社を退職しました。

システムエンジニアという、自分にはあまり適していないであろう仕事を
ひょんなことから始めることになり、気づけば5年が経っていました。

徹夜、無数の休日出勤、出張、クレーム対応、数々の過酷な打ち合わせ等々、
辛く、キツイことは沢山あったはずなのに、
今はよかったこと、楽しかったことばかりが思い出されます。

システムのスキルはもちろん、社会人としてのあり方や
人間的なことも沢山教わったなぁ。。

これから、どういった道を歩んでいくか分からないけれど、
最初の就職先であるこの会社で培ったことがベースであることは揺るがない。
その意味で、素地というか、基礎の部分を育てて頂いてほんまに感謝しています。

いい仲間にも沢山めぐり会えた。
大学を出て東京に来て、ほんまに右も左も分からない状況で
寮のメンバーや会社の同期にはたくさん助けられた。
上司や先輩にも恵まれ続けた。みんなほんまにええ人。


退職の日、100名ほどの社内でお世話になった人と挨拶をして
多くの人に支えられてここまで来たんやなぁ、と実感しました。

何よりも嬉しかったのが、全員から激励の言葉を頂いたということ。
中途半端な時期に辞めることになって、沢山の人に迷惑をかけてしまうにも関わらず、
お客様、社内のメンバー、話をした全ての方から、「頑張れ」「よかったね」と。

自分は幸せな人間やなぁと思います。

正直、沢山残ってしまった有休を消化したい気持ちはあったけれど
こんなにいい形で終われたので、これがベストの選択やったと思っています。
これからも付き合いたい人はこの会社に沢山いる。
やからこそ、立つ鳥後を濁さず、しこりも残さずにしようと思い、がんばれた。

新しい職場は社員数が1/100になるので、ちょっと寂しい気持ちもある。
ただ、その分「やりたいことができる」というエネルギーとモチベーションを以って
やって行きたいと思っています。

まずは、自分が気持ちよくなることから。
それから、ちょっとでも社会に役立つことを。


ありがとうございました。
これからも宜しくお願いします。


don
[20100714]
私が何故、「教育」をやりたいのか。

「教育」との出会いから、教育業界でこどもと向き合っていきたいと思うようになった、
その経緯と思いを綴りたいと思います。

私の教育との関わりは、大学生時代から始まります。個別指導塾の講師として、4年間に300名の生徒に対して、約3000コマの授業を実施。未就学児から高校生、難関私立高校の生徒から不登校児まで、様々なこどもたちと向き合ってきました。働いていたのは兵庫県の尼崎市。分数がまともにできない中学3年生がいたり、アルファベットが全て書けない中学2年生がいる。。そんな地域でした。反面、灘や甲陽といった難関私立校が近くにあり、そこに通う秀才もたくさんいました。

学校のフォロー、成績向上、受験合格、内部進学、しつけ・・・様々な目的を持ってやって来るこどもたち。
 
個別指導塾は集団塾に比べ、講師と生徒の距離がとても近いと言えます。教える側がアマチュアであるというリスクは大きいですが、彼らと勉強以外の話もしていく中で目標を共に見出し、学習意欲を高め、二人三脚で歩んでいくというプロセスは当時学生の私にとってはこの上なく気持ちが奮い立たせられ、やりがいのあるものでした。

一方で、当時住んでいた神戸で1年間の児童館ボランティア、特別支援学級の課外学習サポーター、交通遺児を対象としたバスツアーのスタッフなど、家庭環境や性質が異なる様々なこどもたちに出会い、様々な教育のあり方を学びました。

また、2004年に初めて訪れたカンボジア。アンコールワットを始めとした遺跡は、初の単身海外旅行の身にはとても刺激に溢れるものでしたが、何よりもこどもたちの屈託のない笑顔に心を奪われました。以降、何度もカンボジアに通う中で、仲良くなった現地に住むカンボジア人の青年と、2005年9月、フリースクール「サヴォング・スクール」を設立。約300名のこどもたちが英語や日本語を学ぶ場として、現在は主にカンボジア人スタッフにより運営されています。

その後、SEとしての仕事に専念する日々が続き、教育とは距離を置くことになります。

再び教育への興味がかき立てられるようになったのは、2009年の春頃のことでした。2008年頃より私は農業や過疎地域の活性化といった取り組みに興味を持ち、同じ志を持った仲間たちと”sato”というチームを結成し、月に1度の交流会イベントやツーリズム(農村地域での暮らしを体験するツアー)を企画、実践してきました。これらの活動では、様々な企業やNPO、起業家との出会いがありました。彼らに刺激され、自分が取り組みたい社会的な領域を模索していく中、”教育”をテーマとしたイベントで塾経営者、教育に取り組むNPO法人、学校教員との出会いをきっかけとして教育への思いが再燃。

同時に、教育の世界に新しい風が吹いていることを知ることとなりました。100ます計算、フィンランド・メソッド、よのなか科、脱ゆとり、キャリア教育、コミュニティスクール・・・


そして、2009年の1年間の中で以下のような活動に、ときに主催、ときに参加側として関わってきました。

・ 放課後の小学校、学童施設などで”市民先生”を招いてこどもと触れ合う場をつくるNPO
・ 対話を軸として教育についての理解を深め、イベントを実施する社会人サークル
・ その道のプロである”志民先生”と高校生とが交流する学び・進路探しの場の企画・開催

これらの取り組みは、いずれも既存の学校や学習塾が提供する教科教育とは異なる、いわゆる「非教科教育」と呼ばれるものです。対話や交流を重視した「学び合い」であり、こどもたちにとっては教師や講師に教えられるという受動的な場ではなく、自らの意見や思いを伝え、自らの体や感覚を表現する能動的な場となっています。そしてこれらの活動は一時的なものではなく、国が助成金で支援したり、企業が賛同して資金を提供したりという動きも生まれてきています。

私は、こういった活動に参加する中で次第に自分の中での”教育”への思いがますます強くなっていくことを感じていました。それは日本の教育をもっと良くしていきたい、という使命感であったり、こどもに本気の、ホンモノの大人の姿を見せたいという望みであったり、様々な思いが介在しています。しかし、一番は”教育”を通じてこどもたちと関わりたい、目を輝かせる瞬間にもっと立ち会いたい、というシンプルな欲求がそこにありました。

また、こどもが成長するに伴って広がっていくコミュニティである、”家族” ”学校” ”地域”のうち、”家族” ”地域”が日本においては以前と比べて弱まっており、他者との関わりが希薄であるこどもたちが増えていることにとても危機感を覚えています。私は、たとえその人にどんなに能力があったとしても、社会を生きる為に最も必要なことは他者と協力し合うことだと確信しています。

人と信頼し合える関係をつくれる人に。

 
今年に入り、私と同じような志を持つ人との素晴らしい出会いがあり、今まさに歩みだそうとしているプロジェクトに初期メンバーとして関わるチャンスを得ることができました。このプロジェクトは、環境問題や様々な社会問題を知り・共有し、それに対応するスキルを学び・創り、各々のフィールドで活かすきっかけを生み出すことを目的とした”塾”の創設です。6月のキックオフイベントを無事終え、本格的なスタートへの準備が現在進められています。

そして、またさらに幸運な出会いに恵まれ、この夏から「教育」を仕事として本格的に取り組むこととなりました。7月末で、SEは卒業です。とてもいい環境で働かせてもらっていたので、後ろ髪を引かれる思いはあります。
でも、一度の人生、やりたいことを、やることにしました。
8月からは「教育コンサルタント」として第二の社会人のスタートです。

「君は何故、そんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」 山口絵理子

先日、キューバに行った際に、いくつかの小・中学校を訪問しました。社会主義国であり米国から経済封鎖されている環境下で極度に物が不足している中、こどもたちは教科書を使い回し、1本のペンを握り締め真面目に机に向かっていました。印象的だったのは、学校が地域社会に溶け込んでいることと、生徒たちの屈託のない笑顔でした。そんなキューバの教育は、その経済水準からは考えられないほどレベルが高く、世界でも注目されています。

同時に、何度も通いつめた「サヴォングスクール」のことを思い出しました。
カンボジアのこどもたちは、日本とは比較しようがない程に恵まれていない教育環境にも関わらず、日本のこどもたちよりも(特に英会話の面で)英語力に優れている。


「教育」は奥が深く、その興味は尽きません。こどもたちや「教育」と関わっていくことに、自分の時間と能力を投じること。それが、今の自分が何よりもやりたいことです。



       ~ミッション~

・ こどもが目を輝かせる瞬間を創り出す
・ こどもの価値観、視野を広げるきっかけを与える
・ こどもが社会を生きる力をはぐくむ
・ 関わるおとなたちも元気にする





[20100529]
ちょっと前の話。

立川に、稀代のクリエイティブ・ディレクターが手がけた幼稚園がある。

「ふじようちえん」

http://fujikids.jp/home/

Fuji_Kindergarten_001.jpg
d0108678_13563335.jpg

円形の建物、木の遊具やツリーハウス。
とても魅力的にうつる。

建築は手塚貴晴氏。越後松之山「森の学校」キョロロなど、
様々な先進的な作品を手がけている。

一方、園長は元経営者。奥さんである副園長はモンテッソーリ教育を展開。

これだけでもユニークな幼稚園であることが垣間見える。


ここに通うこどもたちの顔が見てみたい。
[20100524]
熟議カケアイとは、文部科学省の鈴木寛副大臣がキックオフした取り組み。
文科省の公式サイト。

http://jukugi.mext.go.jp/

「熟議」とは、多くの当事者による「熟慮」と「討議」を重ねながら政策を形成していくことです。具体的には、政策を形成する際の、下記のようなプロセスのことを言います(「熟議カケアイ」サイトより)

教育についての様々なテーマについて、みんなで話し合って教育政策を作っていきましょうよ、ということ。教員を中心に、かなり活発に議論が取り交わされている。テーマは「教員の素質」「未来の学校」など。


議論は四方八方に飛び交うが、それをマインドマップにまとめてくれているのが嬉しい。
斜め読みしかしてないが心に残ったキーワードをいくつか。


<学校を開かれた場にするには?>

・ 学校図書館を地域の人も利用する。
 → フィンランドは1人あたりの図書館が日本の10倍だという。図書館は知の宝庫。
   新しく図書館を開設するのではなくて学校を開放してくれたら一気にフィンランド超え!?
  
・ 空き教室の積極的な利用
 → 他にも図画工作室、音楽室など魅力的な部屋がたくさん。有効活用できたらいいな。


<部活動について>

・ 部活動の顧問を地域や保護者が担う
 → 教師が忙しい理由のひとつに「部活動」が挙げられる。
   地域には有能なコーチや指導者がいるはず。ある程度の報酬を対価に働いてもらえれば
   学校にも生徒にも地域にも有益じゃないだろうか。

<未来の学校>

・ 少人数学級の実現を
 → 30人クラスだと先生の目が行き届かない。自分はフツーの生徒やったから、
   あんまり目をかけてもらった印象がない。20人やったら先生と生徒の関係がより親密になるのでは。

 

現場の教師のナマの声やディスカッションを見れる、というのがいい。実態も課題も見えてくる。

教師のやり取りを見ていて思ったこと。
今回、指導要領が大幅に増えたが、詰め込み教育に回帰することはまずないやろな、ということ。

自立した人、コミュニケーションを高める、分かち合いの経験、などが発言されている。
鈴木副大臣が以前から提唱している「コミュニティスクール」構想に向けてゆるやかに進んでいくのだろう。
[20100524]
ミッドタウンで開催されている「世界を変えるデザイン展」に行ってきた。


「長期的な視野で発展途上国を次なるマーケットとして検討するきっかけを創造する」
ことを目指す株式会社グランマが運営している。

テーマは「水」「食糧」「エネルギー」「健康」「住居」「移動・輸送」「教育」「情報」
の8つの課題に分割されている。

会場には課題をグラフィック化したもの、そして途上国の課題を解決するプロダクト50点が展示されている。

グラフィックは、縦軸が「課題の深刻度」、横軸が「国民ひとりあたりのGDP」で示されている。
日本を基準に考えると、アジア・アフリカ・中南米・中東etc.は課題をたくさん抱えているように見える。

自分が行った国、行きたい国、という視点で見てみると
イエメンやカンボジアはやっぱ、まだまだやなぁ。

特にカンボジアなんて6回も訪れているのに、こういった数字はなかなか見えてこない。
現地人と行動し、家に泊めてもらっているのに、実はまだまだ表層的な部分しか見えてないんやなぁ。


そして数々のプロダクト。

水溜りから集めた水を飲み水に変えるフィルターや、度数を自由に変えられるメガネ、
寸法を測ってからわずか2時間でできてしまう義足など。

自分が使いたいなぁ、というのもいくつかあった。

感じたのが、どのプロダクトもめっちゃシンプルやということ。
部品も複雑じゃないし、何て言うか、機能的。

そらそうやんなー
壊れたときにいちいち先進国の技術や精密機器が必要になるようじゃ
発展途上国の過酷な環境では長持ちせぇへんもんね。

プロダクツの多くが発展途上国の人々によって製作されたもの、というのも納得できる。


日本の技術は、行き過ぎやと言われている。
発展途上国の人々が使うにはちょっと適してない。
例えばデジカメなんてすごいことになってるもんね。


BOP(Base of the Pyramid)とは、1日2ドル以下で生活する人々の層。約40億人が該当する。
いま、この層に対してのビジネス(BOPビジネス)が注目を集め出している。

市場規模はなんと500兆円。


資金の行き先が不透明な面も指摘される"バラマキ型"ODAよりも
日本はこっちに力を注いだ方がええんちゃうかなぁ。ものづくりは得意分野やしね。


6月13日までやってます。入場無料。オススメです。
http://exhibition.bop-design.com/
[20100523]
購入してから1ヶ月あまり。ようやく大体読めた。

無料からお金を生み出す、ということはつまり
無料と有料のコンテンツや手法の2本立てをするということやね。

例えば。。

・ 携帯電話の本体は無料、通話料は有料
・ 子どもは入場無料、大人は有料(博物館)
・ 画像共有サービスは無料、追加の保存容量は有料

既に世の中にたくさん出回っている。
それを、この本で体系的にまとめている。

中でも著者は、フリーによって人を惹きつけ、有償の別バージョンを用意する
「フリーミアム」という考えを新たに提唱している。


この本自体も、フリーミアムの考え方を使って成功したモデルのひとつ。

本の発売と同時に、WEB上で内容を無料公開するという手法で注目を集めた。
結果的にベストセラーとなった。


「中国の違法コピーが横行している現状がビジネスチャンスである」

CDの販売からの収入は見込めないが、無料でCDを手に入れた消費者がファンとなり、
コンサートやイベントに足を運ぶことで収入が見込める、
つまり違法コピーはマーケティングなのだ、という考え方。

視点を変えると面白いな~
[20100523]
民主党政権になり、教育はどう変わるのか。

文部科学副大臣の鈴木寛氏と、ゆとり教育をかつて推進した寺脇研氏の対談をまとめた一冊。
2010年3月25日発売。

子ども手当はバラマキじゃないの?財源はどこにあるのか?
高校無償化なんて実現するの?

メディアに流れる情報は批判的、懐疑的なものばかり。


実際はどうなんやろ?

恥ずかしながら現在の文部科学大臣、副大臣が誰かなんて知らなかった。
文部科学省は、教育だけでなくスポーツも文化も、と幅広い。
教育政策担当である鈴木寛副大臣、どうも色んなことをやっているようです。

カタリバ大学、グリーンバード、熟議カケアイetc.
コミュニティスクール構想をずっと持っていて、副大臣となった今、積極的に推進をしている。
おんなじ兵庫県出身やし、ちょっと親近感も覚える。

そして寺脇氏はゆとり教育をかつて推し進めた人。
日本の学力が低下してしまった(とされる)原因と言われたりもするけど
果たしてホンマなんかな?


<教育から学習へ>

「コンクリートから人へ」は2005年来の民主党の党理念として予算編成のテーマともなったが
このフレーズはもともと鈴木氏が参議院選挙のとき(2001年)に使い出したのだそう。

公共事業の削減、人的資本の充実を目指すという意味で、わかりやすい言葉。
多数の人に伝わりやすい「共通言語」最近大切やなぁと思えるようになってきた。

鈴木氏が色々な場で、「教育」ではなく「学び合い」なんだ、と述べていることについては共感できるポイント。
"education"は「引き出す」やのに「教えて育てる」という日本語訳はどうなの?というそもそも論がある。
となると、"teacher"でなく"educator"になると言うことなんやね。

同様に、寺脇氏は「教育」から「学習」に言葉を変えようと言っている。


<鈴木氏のめざす教育の姿>

 「20世紀はGood Cooperator(良き協同作業員)であることが重要だったが
 21世紀はGood Collaborator(良き協働者)であることが重要」(鈴木氏)

今、色んなことを思い、実践していく中でつくづく思うのが、
人はやっぱ「人々」になってこそ色々なことができるんやなぁということ。

ごくごく一部の人々(孤高のアーティスト、自給自足を貫く人)を除いて、
人は人と関わり合って生きている。

自らで判断する力と他者とコミュニケーションすることが大事、って書いてあるけどほんまにそう思う。
うまくやれば、1人+1人=10倍のイノベーションになったりもする。
鈴木氏はこれを「工場型」から「劇場型」へのシフトなのだ、と言っている。


<現在の教育政策のキーワード>

・ 教員免許更新制度
・ 学力テスト
・ 高校無償化
・ 子ども手当(金額や受給権など)

分かりやすいテーマやから国民の関心度も高い。
やけど財源や自民党政権との違いなど、メディアは表層的な部分しか見せてくれない。
そもそも子ども手当の目的って何やったっけ?とか、ちゃんと知りたいところ。


<高校無償化・子ども手当について>

0歳から15歳の子供には1.3万円の子ども手当が至急され、
高校生は、公立高校が授業料無償、私立高校生に12万円から24万円の就学支援金が支給され、
8.5万人の大学生の授業料が減免になる。

以上が政策の内容。そして子ども手当は実施される。

これら、たくさんの予算をつぎこんで実施される政策の目的、それは
「学習条件整備」にある。

収入に限らず手当を支給し、無償化することで「学習する権利」を実現する。
私立高校生への受給権制度成立によって「代理受領」できるようになる私立高校が、
特色ある魅力的な学校づくりを推進する。

こういう「目的」をちゃんと説明して国民に共感してもらえれば
収入による受給権の有無、なんて話は出てこないんじゃないやろうか。

でもこれは、ちゃんと説明しない、世間に伝えてない民主党自身やメディアに責任があると思う。

このままやと変な使われ方(食費とか娯楽費)をされたりもすると思うなぁ。
月々1.3万円、15.6万円、15年間で230万円くらいもあるのに、使い方が伝わっていないことがもったいない。




さて、今日はこんなところで。
ゆとり教育やコミュニティスクールの議論もめっちゃ面白いので次の機会にまとめてみたい。
[20100522]
とあるプロジェクトのミーティングで赤坂へ。

発言力のあるオトナたち。面白い!
若手も負けてられへんなぁ。

いくつか心に残ったキーワードを書き留めておこう。


<サステナビリティ>

今まで解決されなかった社会的な課題、
それをビジネスの軸に乗せることで動きを活発させて解決していく。

規模はちっさいとは言え、
農業や環境の分野でビジネスを成功させている人が増えてきている。
教育の分野はこれから、かも知れないな。

イノベーション×体験 でメシを食える時代に。


<WEB>

HPを作る目的は何だろう?

「見てくれる人を増やす」「参加者を集める」といった漠然とした理由ではなく、
「何人集めるのか」から逆算してHPの役割をハッキリさせる、という進め方が大切。
HPづくりが目的になってはいけない。


コミュニケーションには全て目的がある。

そして、コンテンツうんぬんは後で固めれば良くて、
まず情報設計をすることだ、と。

心に残るフレーズを先に出そう。


<生物多様性>

生物多様性とは?の定義があいまい。

「生物種の多さと、それらによって成り立っている生態系の豊かさやバランスが保たれている状態を言い、さらに、生物が過去から未来へと伝える遺伝子の多様さまでを含めた幅広い概念」

生態系の話だけではなくて、地球全体、さらには持続可能性の意味も含んだキーワード。

生物多様性条約では、10回目の締約国会議「COP10」が2010年10月、名古屋で開催される。


→ 生物多様性をテーマとしたダイアログを!




第一線で活躍している人の輪の中に混ぜてもらえるのはとても貴重なこと。

めっちゃ学ばせてもらおう★

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Author:don
関西出身、東京に来て6年。
ステムエンジニアを経て2010年夏、ソーシャルビジネスの広がりのお手伝い・企画提案と、キャリア教育のサポートを実施するコンサル会社に転職。追いかけているテーマは地域活性×教育のモデル。活動はNPOアフタースクール、教育カフェ、savongschool(in Cambodia)など。シュミは世界の旧市街歩きと写真を撮ること。

このブログでは、教育・地域活性についてと、夢である世界一周について色々書いていきます。

http://donpj.com

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